北見プレス㈱内 元稲田神社の由来

 本社である秋田県杉宮元稲田神社は、国指定重要文化財三輪神社〔養老2年(西暦718年)行基僧正の開祖と伝え〕の末社として境内にあったが、延宝8年(1680年)西の稲荷明神再興と古文書にあるので、それ以前に秋田県雄勝郡羽後町杉宮(現在地)に遷されたものと思われます。
 正徳5年(1715年)「正一位稲荷大明神」の官位を受領しました。
御祭神は、豊受比売命(とようけひめのみこと)ですが通称「あぐりこ」さんと言われ、五穀豊穣、商売繁盛、家門繁栄、諸願成就、交通安全、安産、男の子授かりの神として秋田県内は勿論、遠く県外からも極めて篤い崇敬なる信仰を受けております。
 徳政夜話、その他の文書によると、安具理子(あぐりこ)という神狐(とうめ)の霊妙あらたかな御利益によるものと言い伝えられております。
 現在の本社社殿は文政13年(1830年)前吉祥院72世快恭が大願主となり建立したと棟札に書かれてあります。
 北見プレス株式会社内 元稲田神社は、平成23年(2011年)に第85代 三輪宣比呂宮司より分御霊のお許しをいただき、3年後の平成25年(2013年)10月28日に御遷座を賜りました。御祭神は元稲田稲荷大神(げんどうだいなりおおかみ)=豊受比売命です。
 平成26年(2014年)11月15日には、併設の井戸にお住いの水の神様、
水波売大神(みずはのめおおかみ)を三輪宣比呂宮司により合祀していただきました。